こんにちは、白谷塾の白谷です。
模試を受けたあと、こんなふうに感じたことはありませんか?
「こんなに頑張ったのに、全然点数が上がっていない…」
「もう間に合わないんじゃないか」
「親や先生に申し訳ない…」
でも、模試の結果がすぐに伸びないのは、あなただけではありません。
今回は、模試の点数に悩む受験生に伝えたい「焦らず成長するための考え方と学習戦略」を、心理的な視点とともにお届けします。
⏳ 1ヶ月で模試の点数が急に伸びることは“ほぼない”
「次の模試では絶対上げる!」と意気込んでも、現実には短期間で大きく点数を伸ばすことは難しいのが事実です。
特に初期〜中盤の模試は、
- 出題形式に慣れていない
- 時間配分が身についていない
- 問題の“クセ”がつかめていない といった理由で、実力があっても得点に反映されにくい時期でもあります。
✅ 教育心理学の根拠:習熟には「定着」と「転移」の2段階がある
教育学では、学んだ知識が**“テストで使える状態”になるまでには時間がかかる**とされています。
これは、「理解した」→「定着した」→「新しい問題でも使える(転移)」という3段階を踏むためです。
つまり、勉強した内容が模試の得点に“反映される”までには“時間差”があるということ。
今は点に出なくても、着実に力はついています。
🔑 安定した得点には「基礎力」が不可欠
まず必要なのは、定期テストで80点を安定して取れるレベルの基礎力をつけることです。
よくある誤解が、「入試レベルの問題ばかり解けば点数が上がる」というもの。
実際には、基礎が曖昧なまま応用に進むと、模試では点が取れません。
✅ 基礎とは「すぐに取り出せる知識」
心理学者Anderson(1983)の「自動化理論」によると、
反復によって知識が“無意識レベル”で使えるようになったとき、パフォーマンスは安定するとされています。
つまり、基礎問題を早く・正確に・迷わず解けるようになることが、模試で点数を安定させる最初の一歩なのです。
📝 模試や実戦問題で「テスト慣れ」することが大切
模試が苦手な人の多くは、内容よりも“形式”に振り回されていることが多いです。
- 問題の読み方が慣れていない
- 時間配分が分からず焦る
- 緊張してミスする
これらを解消するには、「慣れ」が必要です。
✅ 解決法:模試形式の演習を「繰り返す」
- 共通テスト型や志望校の過去問を週1で解く
- 解いたあとに、**「なぜ間違えたのか」**を分析
- 同じパターンの問題を2〜3日後にもう一度解く
このサイクルを続けることで、徐々に**「見たことある感」が生まれ、点数が安定していきます**。
🚫 他人の期待に振り回されないで
親や先生は応援してくれている存在ですが、
「そろそろ結果を出さないと…」とプレッシャーに感じることもありますよね。
✅ 自分の“ペース”で学び続けることが、最終的には一番強い
他人の期待に応えようと無理をすると、
- 勉強が苦しくなる
- 睡眠や食事が乱れる
- 集中力が落ちる と、逆に結果が出にくくなる悪循環に陥ってしまいます。
✅ 学習理論の根拠:自己効力感と感情のバランス(Bandura, 1997)
自己効力感(=「自分はできる」という感覚)が高いほど、継続力・成績・ストレス対処力が向上することが分かっています。
無理に結果を出そうとせず、「今日の自分にできること」を一つずつ積み上げていくことが、結果的にもっとも成績を伸ばす道です。
✍️ 白谷からのまとめ
模試の結果が出ないと不安になるのは当然です。
でも、焦っても結果は変わりません。変えられるのは「行動」と「習慣」だけです。
- 点数の上下に一喜一憂しない
- 基礎を大切にし続ける
- テストに慣れるまで何度も挑戦する
- 周囲の声ではなく、自分の成長に目を向ける
この4つを意識すれば、模試の点数は必ずついてきます。
信じて、自分のペースで、進んでいきましょう。
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📚 参考文献・理論
- Anderson, J.R. (1983). The Architecture of Cognition
- Bandura, A. (1997). Self-Efficacy: The Exercise of Control
- Zimmerman, B. J. (2000). Self-Regulated Learning
- 文部科学省『高等学校における模試活用と評価の在り方』(2022)

