〜“好き”を仕事に変えた人のリアルと、進路選択へのヒント〜
🎓 はじめに
「プログラミングって難しそう…」
「IT企業って理系の人しか無理なんじゃ?」
そんなふうに感じている中高生、あるいは保護者の方も多いかもしれません。
でも、今回インタビューに応じてくださったIT起業家・梅田修司さんは、もともと英会話講師だったという異色の経歴。
そこから現在は日向市で、Web制作・業務自動化・システム開発などを行う「梅田製作」の代表として活躍しています。
この記事では、梅田さんのリアルな歩みとともに、キャリア形成・教育心理学の理論的視点を交えて、「これからの時代の進路のヒント」をお伝えします。
🔧 好きなことを突き詰めたら、仕事になった
梅田さんのITキャリアの始まりは、「パソコンが好きだったから勉強してみた」こと。
特に「何かを作るのが面白い」と感じたことが、後の起業に直結しています。
最初のきっかけは、趣味や興味で十分。そこに“学び”を足すことで、可能性が広がっていく。
🔍 根拠:ホランドの職業興味理論(Holland’s Theory)
心理学者ジョン・ホランドは「人の職業選択は、個人の興味と職場環境の一致によって満足度が高まる」と述べています【1】。
梅田さんの場合、「好きなもの(IT)」×「制作の現場」=高いモチベーションと定着に繋がった好例です。
🛠 ITは“現代の職人仕事”。3年が学びの土台になる
IT=最先端のスマートな世界…と思われがちですが、実は梅田さん曰く「ITの仕事は職人に近い」とのこと。
- 知識は独学や現場経験で身につける
- できるようになるまでに時間がかかる
- 最初は思うように進まず、試行錯誤と失敗の連続
- でも、できることが増えると一気に「仕事が楽しくなる」
🔍 根拠:バンデューラの自己効力感(Self-efficacy)
バンデューラ(1997)は、「人は“できた経験”の積み重ねが自信=自己効力感につながる」としています【2】。
梅田さんの話にも、「3年ほどで達成感が得られるようになった」と語られており、成功体験→やる気→さらに学ぶという正のスパイラルが確認できます。
⚙️ ITスキルは“問題解決力”。ゲームが得意な子に向いている?
梅田さんが語る、ITに向いている人の特徴は以下の通り:
- 好奇心が強い
- 負けず嫌い
- 戦略系・シミュレーション系のゲームが好きな子
ITの仕事は、目的に対して“どう解決するか”を考える仕事。プログラムとは「ゴールまでの道筋を設計すること」。
🔍 根拠:プログラミング的思考(文科省)
「問題を論理的に解決する力」=プログラミング的思考は、文部科学省も教育の柱として位置づけています【3】。
ゲームのように「失敗しながら試行錯誤を繰り返す」経験は、ITにも活きるスキルなのです。
🧪 IT未経験でも始められる時代へ
IT企業には「未経験歓迎」の求人が多く存在します。
ただし梅田さんいわく、「やる気と継続があれば道は開けるが、センスや向き不向きがあるのも事実」。
- 実務経験のある人や、職業訓練校を通じた人材は比較的スムーズに育つ
- 全くの未経験でも、環境と継続があれば“ゼロからでも可能”
🔍 根拠:成人学習理論(アンドラゴジー)
Knowles(1980)は、「大人は実際の課題解決を通じて最もよく学ぶ」と述べています【4】。
IT人材の育成も、“実務”というリアルな課題の中で伸びていく構造が一致しています。
🚀 地域を変える“ITの受け皿”をつくりたい
梅田さんが今目指しているのは、地方(宮崎県)にIT企業の選択肢を増やすこと。
働きたい若者がいても、受け入れる会社が少ない——そのギャップを埋めたいという想いがあります。
「IT企業を増やし、若者が地元でやりがいのある仕事を選べる街をつくりたい」
地域の未来のために、今は会社づくり、人材育成、そして仕組みの拡充に取り組んでいるとのことです。
🧭 中高生へのメッセージ:「好きなこと、まず“試して”みて」
梅田さんが語る一番のメッセージは、「まずは触れてみることがすべての始まり」。
- 「百聞は一見にしかず」
- SNSやYouTube、Wikipediaなどで“ちょっと気になる”を調べてみる
- イベント・体験会に参加して“リアルに触れる”経験を
🔍 根拠:キャリア教育の出発点=自己理解+職業理解
文科省のキャリア教育ガイドラインでも、「将来を考えるためには“自己理解”と“体験”が必須」と示されています【5】。
保護者も一緒に、子どもの「やってみたい」をサポートすることがカギになります。
✅ まとめ|“趣味”から始まった夢は、街を変える原動力に
梅田さんの歩みは、まさに「好きなこと」が「学び」になり、それが「仕事」として形を成し、「地域社会への貢献」にまでつながったストーリーでした。
- 好きなことを突き詰める
- 試行錯誤しながら“実務”で学ぶ
- 向いている人は好奇心と負けず嫌い
- 地方でもITで生きていける時代
- 若者が夢を追える街づくりを、これからも
「誰でもスタートできる。だけど、継続した人だけが“楽しい”までたどり着ける」
📚 参考文献
【1】Holland, J. (1997). Making Vocational Choices
【2】Bandura, A. (1997). Self-efficacy: The Exercise of Control
【3】文部科学省(2017)『小学校プログラミング教育の手引き』
【4】Knowles, M. (1980). The Modern Practice of Adult Education
【5】文部科学省(2022)『キャリア教育・職業教育の推進』ガイドライン
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発信者プロフィール
🎓 白谷こうじ(42歳) 2009年に学習塾「白谷塾」を創業し、現在17期目を迎えました。これまでに2,000人以上の卒塾生を送り出してきた実績があります。 小・中・高の一種教員免許を持ち、これまでに小学校・中学校・高校・大学・特別支援教育と、幅広い現場で指導経験を積んできました。現在では、地方自治体からの教育関連のご依頼も多数いただいています。 👨👦 プライベートでは中学1年生の長男と、小学3年生の次男の父親。趣味はサウナ、好きなスポーツは柔道です。 📩 気になることがあれば、公式LINEからいつでもお気軽にメッセージください! 🔽公式LINEはこちら🔽 https://lin.ee/mRd5mvN 🔽白谷塾お問い合わせ用公式LINEはこちら🔽 https://lin.ee/MznCNYj

